甲状腺の病気の全身的な検査

甲状腺は全身の代謝に関係する内分泌腺ですから、甲状腺が病気になると多くの場合、全身的な変化を起こします。
そこで、甲状腺関係以外の検査も適宜に行います。

バセドウ病では甲状腺ホルモンが過剰で、代謝がどんどん亢進しますので、食べても痩せることが多く、体重は減少します。
反対に甲状腺機能低下症では代謝が低下して、動きも鈍くなるため体重は増えます。
体重測定は甲状腺機能を知る手掛かりとなります。
甲状腺のことならこちらを参考に→http://thyroid-gland.sg-p.jp/
代謝が激しくなると、心身を安静にしていても運動しているのと同じ状態になり、脈はいつも速くなります。
逆に甲状腺機能低下症では脈拍は遅くなります。
正常な場合は、1分間に70ぐらいです。

代謝が激しくなると、心臓もたくさん働かなくてはならず、脈動が速くなる頻脈となります。
心房細動が起こるとリズムが乱れる不整脈となります。
重症のバセドウ病で機能亢進が長期にわたると心臓の筋肉も疲労して弱くなり心不全となることもありますので注意が必要です。

甲状腺機能低下症では心臓の脈動は弱く、心臓の筋肉の動きも鈍くなります。
それぞれ心電図による波形でわかります。
タグ:甲状腺

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