統合失調症の陽性と陰性 [心の病]

統合失調症は以前は精神分裂病とも言われていました。なぜなら統合失調症には陽性症状と陰性症状と
全く別の症状に分類されるからです。陽性症状の場合は幻覚、幻聴、妄想などの症状が見られます。
通常の心の中には見られない異常は働きが精神的に現れます。

なので誰が見ても一目でこの人は異常だと分かるでしょう。
自分の考えが外に漏れていると感じたり、逆に自分が誰かに操られていると感じたり、
興奮状態で暴力的になったり、誰かに追われている、殺されるという妄想から相手を殺してしまったり
殺人事件で犯人が統合失調症の患者だと分かると責任能力があったかどうかに焦点がおかれます。

陰性症状の時は意識や集中力が低下し、疲労感を覚え、感情が鈍化して考えがまとまらない
陽性の時とは全く逆で心の中で通常存在する部分がなくなってしまうのです。
そのため何もする気にならずに誰とも話をしなくなり、家に引きこもってしまいます。
引きこもりの人が全員統合失調症だと言っているわけではありませんが、統合失調症のために引きこもりになってしまったという人も少なくないでしょう。
陰性症状の場合は陽性症状ほど異常性はないので病気だと周囲が気づかず怠けているだけと誤解され
治療されずに症状が悪化してしまう事が多いのです。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。